210y=110×100
210y=11000
y=52.38
割り切れないのでy=52.4gとさせてください。
60℃の基準により、60℃の硝酸カリウムの飽和水溶液100gには、硝酸カリウムが52.4g溶けていることが自動的にわかりました。
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25℃に着目します。(冷却後)
25℃の硝酸カリウムの飽和水溶液は、図より、60℃の硝酸カリウムの飽和水溶液100gから硝酸カリウムの析出量x(g)を除いたもので100-x(g)と表せます。
25℃の硝酸カリウムの飽和水溶液100gには、硝酸カリウムが52.4g溶けているので、25℃で溶けている硝酸カリウム は、図より、52.4g-析出量x(g)となります。(単純に)
問題文の溶解度より、硝酸カリウムは水100gに25℃で36g溶けます。
25℃における硝酸カリウムの飽和水溶液(100+36)gには硝酸カリウムが36g溶けていることになります。(基準)
これを基準として、25℃の硝酸カリウムの飽和水溶液100-x(g)に、硝酸カリウムが52.4-x(g)溶けているとすると、
溶けている硝酸カリウム(g) : 硝酸カリウムの飽和水溶液(g) = 36(基準) : 136(基準) = 52.4-x : 100-x
比の計算では、内×内=外×外が成り立ちます。
136×(52.4-x)=36×(100-x)
71264-136x=3600-36x
100x=35264
x=35.264
x=35.3gとさせてください。
求めるx(答え)が出てきました。
※温度に着目し、その温度での基準を利用することがポイントだと思いました。(公式ではなく比で表せるので中学生でも取り組めるのではないかと思いました)
※結晶の析出の問題は難しいイメージでしたが、図示することでわかりやすくなり、自分の中だけですが納得し、整理することができました。
飽和水溶液からの冷却では、僕のまわりくどいまどろっこしい解き方よりも析出量と飽和溶液の比から考えた方がわかりやすいと言われています。